レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.09.27 07:20
更新日: 2023.09.26 22:45

翁長実希が熱戦のKYOJO CUP第3戦を制し今季初優勝。トップチェッカーの三浦愛はペナルティで後退

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | 翁長実希が熱戦のKYOJO CUP第3戦を制し今季初優勝。トップチェッカーの三浦愛はペナルティで後退

 トップを争う三浦と翁長は1秒以内のギャップで周回を重ね、翁長は三浦にプレッシャーをかけ続けていく。そのままレース終盤までトップ争いに動きはないように見えたが、9周目の最終コーナーで周回遅れの車両が現れると、三浦はこのバックマーカーをパスする際にやや失速。三浦が立ち上がりで速度を落としたことで翁長に絶好のチャンスが訪れる。

 翁長は続く1コーナーのブレーキングで並びかけたものの、ここは三浦がディフェンスする。テール・トゥ・ノーズのままヘアピンにさしかかると、立ち上がりで翁長が三浦のアウトサイドへ並びかけた。ダンロップコーナーの進入では2台がほぼ横並びの状態でブレーキング勝負となったが、互いに軽く接触しながらも、三浦はポジションを落とすことなくトップをキープした。その差1秒以内の攻防はレース終盤まで続いたものの、三浦がそのまま逃げ切りトップでチェッカーを受けた。

 しかしレース後、翁長との接触に関する5秒加算のペナルティが三浦に下され順位が逆転。翁長が優勝を手にし、2位に三浦、3位に永井が入る結果となった。

 優勝した翁長は「自分もレベルアップしなければ」と語る。

「自分自身にできることをしっかりやりながら戦いましたが、コーナリングでは分があるもののストレートでは三浦選手の方が速く、追いつくのが精いっぱいという状態でした」

「わずかにあったチャンスをしっかりつかむために並びかけたタイミングで接触があり、結果的に順位が入れ替わって優勝というかたちになりましたが、この1戦を幸運と捉えるのではなく、次戦に向けて自分もレベルアップしなければいけないと感じています」 

 翁長は「今回ポイント差が縮まったことはチャンピオンへのチャンスだと思うので、それをしっかりとものにするために、次戦はクルマも自分のドライビングももっとまとめて、戦えるようにしていきたいです」とチャンピオン獲得に意識を向けた。

 シリーズ“女王”を決める2023年シーズン最終戦、KYOJO CUP第4戦は11月26日(日)に富士スピードウェイで開催予定だ。

優勝した翁長実希(RSS VITA)
優勝した翁長実希(RSS VITA)
翁長実希がドライブする114号車RSS VITA
翁長実希がドライブする114号車RSS VITA


関連のニュース