メルセデスは過去3シーズンにわたって圧倒的な強さを誇ってきたが、ウォルフによれば他チームからの脅威に無関心であったことは一度もなく、今回のメルボルンでの敗北もショックではなかったという。
「すべてのレースに勝つことが簡単そうに見えたとしても、そうでなかったことは明らかだ。常に自分たちが十分な強さを持っているかに疑いを抱き、行ったことのすべてついて、常にネガティブな面での検証も試みた。最悪の筋書きだって考えていた」
「レッドブルとフェラーリを常に本物のライバルとみなしていたし、現実に彼らはそうだった。だから(メルボルンの後も)認識や視点はまったく同じままだ」
「負けるよりは勝った方がいいが、それもF1だ。我々は過去3年間、並外れた力を持っていた。それが永遠に続くと期待することはできない。我々は謙虚に負けを認める必要がある。他の誰かが、自分たちより優れた仕事をしたことを受け入れる瞬間が訪れることは、明らかだった。今回起きたことが、まさにそれだ」
「彼ら(フェラーリ)は素晴らしい仕事をしてきたし、セバスチャンは勝者にふさわしいドライバーだ」