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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.15 13:34
更新日: 2017.06.15 13:36

今宮純によるF1カナダGP採点:非の打ち所がない、ハミルトンの完璧なグランドスラム

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F1 | 今宮純によるF1カナダGP採点:非の打ち所がない、ハミルトンの完璧なグランドスラム

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。 

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☆1 ロマン・グロージャン
 反射神経の鋭さは今のメンバーでトップクラスだろう。何度も修羅場をかいくぐってきた彼、カルロス・サインツJr.との接触もダメージを最小限に。VTR映像を見れば見るほど非常にリスキーなアクシデントだった。1周後ピットへ、そしてスーパーソフトで68周カバー(!)、デグラデーションのデータを超越するロングランで得た1点。

F1カナダGP セバスチャン・ベッテル、ロマン・グロージャン
F1カナダGP セバスチャン・ベッテル、ロマン・グロージャン

☆2 フェリペ・マッサ
 まったく予知予測できない事故。10数秒で終わらされてもパニックにならないマッサ、若いころならサインツにくってかかっただろう。ベテランはもうそんなことはしない。中間チームの“ミドルリーグ”で今季PP3回目(予選7位)、ストロールの模範教師役。

2017年F1第7戦カナダGP フェリペ・マッサはスタートの接触に巻き込まれリタイア
2017年F1第7戦カナダGP フェリペ・マッサはスタートの接触に巻き込まれリタイア

☆2 ダニール・クビアト
 いらだつロシア青年に同情する。フォーメーションラップをスタートできなかったあの時点で、11位グリッドに戻るのは無理。狭いコース上で抜けるはずがない。潔くチームが判断しピット・スタートを指示していればペナルティなど無く、レースにうちこめた。(でもスチュワード批判は控えないと心証を悪くする)。

2017年F1第7戦カナダGP ダニール・クビアト
2017年F1第7戦カナダGP ダニール・クビアト

☆2 ニコ・ヒュルケンベルグ
 地味で目立たなくても気が付けば4度目入賞8位。ひとりでルノー全得点、6位ウィリアムズに4点差まで迫る。孤軍健闘「マッサ対ヒュルケン」、両エース対決はまだまだ続く。

2017年F1第7戦カナダGP 決勝スタート直後のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2017年F1第7戦カナダGP 決勝スタート直後のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

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