F1引退後、航空業界で成功を収めたブーツェンは、ベルギー出身のドライバーが直面する典型的な問題について語った。それは、イギリス、イタリア、ドイツといった国に比べるとベルギーには大口のスポンサーがなく、ドライバーが商業的な面で苦労しているという点だ。
 そんななかでバンドーンがモータースポーツの最高峰に上り詰めたという事実は、高く評価されている才能の証明にほかならない。

現在は航空業界で活躍するティエリー・ブーツェン

「ベルギー人がF1の世界に入るのは(他の国のドライバーに比べて)かなり難しい」とブーツェンは認めた。

「ベルギーには大口のスポンサーはないので、すべて自分の力でやる必要がある。私にはよく分かる。ウイリアムズ時代、私はチームメイトのリカルド・パトレーゼより優れていたが、商業的な面ではイタリア人の彼の方が関心を集めていた」  

「そしてスポンサーのラバットは、イギリス市場にアピールするドライバーを欲しがった。それがナイジェル・マンセルだ。ベルギー人ドライバーは、常にイギリス人、イタリア人、ドイツ人より優れたパフォーマンスを見せなければならないのだ」とブーツェンは強調した。

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