再開されるとセバスチャン・ベッテルが一気にきているのが耳で分かった。1~2コーナーでエキゾーストノートが変わり、S字に6速のまま飛び込み、リカルドよりもアクセル開度が“リッチ”だ。これはいいぞとタイムをチェックすると1分29秒166。セクター1は最速31秒170、ここだけでハミルトンを0.146秒、リカルドを0.220秒引き離した。

 ベッテルの金曜FP1トップは第3戦バーレーンGP以来、滑り出しは上々だ。1分28秒台も彼には見えたはず、セクター2も最速だったからだ。

 06年ミハエル・シューマッハーが記録した1分28秒954とのセクタータイム比較。セクター1では1.138秒遅れ、セクター2では0.010秒速く、セクター3では1.118秒速い。まだコース状態が“グリーン”なのでセクター1では十分な伸びしろを期待できる。

2017年F1第16戦日本GP セバスチャン・ベッテル

 ところが終了15分前からポツポツと大粒な雨……。昼の間に本降りに変わり、FP2は開始が遅れるほどのウエットになってしまった。5人しか計測ラップをしないまま終了、何かを試したかったハミルトンが1位だが2位の新人オコンとはわずかとも言える0.799秒差。一方のベッテルは1周ゆっくりしただけで、少なくとも初日はベッテル先行と見てとれた。

2017年F1第16戦日本GP セバスチャン・ベッテル特別ヘルメット

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