「私は30年近く前からスイスの在住許可を持っている。ずいぶん昔はそちらに家を建ててF1運営会社も移すつもりでいたが、イギリスを離れるために必要な人材を十分に集めきれなかった」
「それが(ロンドンに)居残った理由だ。だが、今はそんなことを考える必要もない。ただ向こうに行って住めば良いだけだ。数人の事務所スタッフは連れて行くが、大人数にはならないよ」
「これからも、ときには友人たちに会いにロンドンに帰るつもりだし、コーヒー農園を持つブラジルで過ごす時間も増やそうと思う。ただ、私にとっての主な住居はスイスになるということだ」
今シーズンのF1世界選手権の戦いについては、大方の予想と同じく、エクレストンもまたルイス・ハミルトンが王座を勝ち取ると信じて疑わない。
エクレストンは、59ポイントという十分に余裕のあるリードを持つハミルトンについて「ルイスは次のオースティンで(タイトル獲得を)決めるだろう」と語り、さらにこう続けた。
「序盤はフェラーリが覚醒を見せたが、その後は眠りに落ちてしまったかのようだった。一方で彼は今シーズン、見事な走りを見せている」