首位フェルスタッペンはじわじわと2番手ボッタスとの差を広げていき、3番手ライコネン以下は徐々に単独走行になっていく。しかしその中でも、序盤にピットインしソフトタイヤに換えたドライバーはVSCでスーパーソフトに換えたドライバーよりも不利な立場に追い込まれている。

 ベッテルは中団勢よりも1秒速いペースで追いかけていくが、ハミルトンは「ベッテルは最大でも4位、我々は8位を目標にしている」と無線で伝えられる。

 ベッテルは50周目にペレスに追い付きターン4でインを突いてパス。これでペレスはピットに飛び込んでウルトラソフトに履き替える。ベッテルは54周目にはストロールを抜いて5番手、58周目にオコンも抜いて4番手に浮上した。しかし3番手ライコネンは24秒先、タイトル決定阻止に必要な2番手を走るボッタスは50秒も前方にいる。

 ハミルトンはマグヌッセンとアロンソの8番手争いに追い付くが、なかなか仕掛けるまでには至らない。ベッテルもライコネンとの差はなかなか縮まっていかない。残り5周でようやくハミルトンはアロンソの背後でDRSを使って並びかけるが、アロンソも簡単には譲らず。アロンソは巧みなブロックを見せるものの、67周目にハミルトンはついにターン4~5でアロンソを攻略して9番手に上がった。

2017年F1第18戦メキシコGP 優勝はマックス・フェルスタッペン、2位バルテリ・ボッタス、3位キミ・ライコネン
2017年F1第18戦メキシコGP ワールドタイトルが決定し、ドーナツターンを決めるルイス・ハミルトン

 フェルスタッペンは最後まで危なげなく71周を走り切ってマレーシアGPに続いて今季2勝目を上げた。2位20秒差でボッタス、3位は50秒差でライコネン、ベッテルは70秒差の4位に終わり、この時点でハミルトンの4度目のドライバーズチャンピオンシップ獲得が決まった。

 5位オコン、6位ストロール、7位ペレス、そして8位はマグヌッセンが守り切ってハミルトンは9位でチェッカードフラッグを受けた。アロンソは10位でフィニッシュして1ポイントを獲得した。

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