「前日のレース1のリスタートで何度も抜かれたので、レース2ではとにかくターン16から加速して(後続を引き離して)スタートしたかったんです。(SCが十分離れるまで)もうちょっと待てば良かったんですけど、あせって少し加速していくのが早かったんですね。そこからはセーフティカーを抜いてしまったというので頭がいっぱいになってしまって『あぁ、これでペナルティだなぁ』とか考えてしまって、2回目のリスタートは待ちすぎて、うまくいかなくて」

 3回目のリスタートでは、後方イン側でタイヤをロックさせたラファエル・マルチェッロが見えていて避けたものの、相手が思いのほか減速したため、ターンインしたところで接触してしまったという。

 レース後にはひどく落胆していたが「2戦とも勝てるレースだったというのもあるし、次のレースに出られないという裁定で、しかもARTが得意なはずのオーストリアなんで、ダブルパンチでした」

 レッドブルリンクでは何人かのドライバーに会って謝り、「気にしていないよ」と慰められたという。レッドブルリンクのレース1でも大荒れの展開になるなど、シリーズは混沌としている。松下はタイトル争いに向けて、気を引き締め直すと語った。

「まだレースは7ラウンドもあるし、まだまだタイトル争いも荒れています。ふっきるしかないと、いろんな人に言われるし、まさにそのとおりだと思います」

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
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