そしてGP初日から、ガスリーは素晴らしい速さを発揮する。フリー走行1回目は総合7番手。日没直後の2回目は8番手に付けた。トップのキミ・ライコネンから1秒4、開幕戦ではペースにまったく付いて行けなかった7番手のニコ・ヒュルケンベルグとは、0.01秒の僅差。もちろんトラブルフリーだった。

 その速さは、二日目にはさらに加速する。炎天下のFP3で9番手タイムを出すと、予選では自身初のQ3進出。しかもセッション終盤に敢行したアタックでは、Q2の自己ベストを0.5秒以上縮める完璧な走りで、中団勢トップの6番手タイムを叩き出した。

 予選後の囲み取材には報道陣が群がり、その中心にいるガスリーは興奮と喜びで顔を真っ赤にしていた。ギヤボックスを交換したハミルトンの5グリッド降格で、ガスリーの順位はさらに上がり、レースは3列目5番手からのスタートだ。F1参戦わずか7戦目のルーキーに、明日のスタートはリラックスして行けと言う方が無理な相談だ。開幕戦の予選で失敗した際には、「今夜は精神安定剤を飲んだ方がいいかも」と冗談めかして言っていたガスリーだったが、この夜こそまともに眠れないのではないか。

予選直後、興奮した様子で取材を受けていたガスリー

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