通常であればランプが赤から緑に。

 しかし、バーレーンGPでのフェラーリは、装着していたタイヤを取り外すことができなかったので、いったんホイールガンを外して、再び作業を開始したところ、センサーが誤反応を起こし、それにメカニックが反応してスイッチを押し、グリーンシグナルが点灯したという。

 だが、この説明には少々無理がある。なぜなら、ミスが起きた左リヤタイヤは装着していたときに起きたのではなく、タイヤが外れないまま発進させていたからだ。

 新しく装着するタイヤのホイールナットを締めているときに、不十分だったにも関わらずセンサーが誤作動したのだったら、メカニックが誤って作業完了を知らせるスイッチを押すことは理解できる。

 しかし、まだ古いタイヤを外してもいない段階で、たとえホイールガンのランプがグリーンになったからといって、作業完了を知らせるスイッチを押すことは通常では考えられない。

 しかも、後輪を見ているリヤジャッキ担当のメカニックからも、左リヤタイヤが外れていないことは見えていたはず。にも関わらず、ジャッキを下ろしたのはなぜなのか?

 いずれにしても、フェラーリのピットミスは、オーストリアGPのハース、中国GPのマクラーレン同様、100%人為的なミスである可能性が高い。

ホイールガン

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