パスカル・ウェーレインは、F1で彼を待ち受けている将来について、今後メルセデスとの話し合いを経て、夏休み明けには、ある程度の見通しがつくだろうと予想している。
2014年シーズン後半からメルセデスのリザーブドライバーを務めるウェーレインは、今季は1年契約でマノーに加わり、F1デビュー。オーストリアGPでの10位入賞により自身初の選手権ポイントも獲得した。
先日、ニコ・ロズベルグが2018年末までメルセデスに残る契約を交わし、ルイス・ハミルトンも契約下にあるため、ウェーレインが来年からワークスチームに昇格する見込みはなくなった。それでもなお来季のウェーレインには、マノー残留以外の可能性がないわけではない。ルノーがセルジオ・ペレスの引き抜きに成功した場合には、メルセデス製パワーユニットのユーザーであるフォース・インディアに空席ができるからだ。
「トト(ウォルフ)やメルセデスと、じっくり腰を落ち着けて、来季の計画について話し合う必要がある。まだ、そういう話は何もしていないからね。夏休み明けには、もう少しはっきりしてくるだろう」
当面ウェーレインは、マノーがコンストラクターズ選手権で10位を維持できるように、全力を尽くすつもりでいる。ザウバーとの最下位争いとはいえ、分配金が絡んでくるからだ。
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています