ガスリーは「コーナーは速いけど」と言っていたが、同じくイギリスGPの予選時のフィニッシュラインでのスピードを比較すると、むしろトロロッソ・ホンダは最高速よりも中速コーナーの出口のほうが圧倒的に遅かった。最高速で12位だったリカルドのフィニッシュラインのスピードは12位で、最高速で13位だったサインツは14位。これに対して最高速13位のガスリーは18位に後退していた。

 つまり、ストレートでのスピード不足はホンダPUのパワー不足ももちろん無関係ではないが、コーナーの立ち上がりで踏めていない車体側にも問題があったと考えるのが自然だ。

 そのような状況だったにも関わらず、オーストリアGPでガスリーは残り8周までポイント圏内を走行していた。ブリスターがひどくなって終盤に立て続けにオーバーテイクを許して11位に終わったが、1年前よりも前進していた。

 13位に終わったイギリスGPも、チェッカーフラッグを受けたときは10位だった。13位降着は、レース終盤にセルジオ・ペレスをオーバーテイクした際の接触を問われ、5秒加算のペナルティを受けたためだったが、そもそも最後のセーフティーカーが出たタイミングではガスリーはペレスの前を走っていた。そのセーフティーカー明けの瞬間にオーバーテイクされていなければ、その後ペレスと接触することにもならなかったし、ペナルティを受けることもなかった。

 レースというのは、車体・パワーユニット・ドライバーの3つの要素がうまく噛み合わないと、結果は出ない。3連戦で無得点に終わったのは、トロロッソ・ホンダにそのポテンシャルがなかったわけではないし、ガスリーが言うほど悲観すべきでもない。まずは自分たちが持っている力をしっかりと出す。次戦ドイツGPとハンガリーGPの2連戦でのトロロッソ・ホンダの戦いぶりに期待したい。

■トロロッソ・ホンダ辛口コラムはF1速報WEBで連載中
トロロッソ・ホンダ辛口コラム :両者ともに標準以下のパフォーマンス。序列は落ちるばかり

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