「インディはル・マン24時間レースやF1とともに、世界を代表するレースなので、F1でライバルとなっているホンダとマクラーレンが、インディで手を組むというのはグローバルな視点で考えると、非常に難しい判断となるでしょう」(山本)というものだった。

 さらに、山本はいまでも「勝つために戦っているドライバーがマシンのパフォーマンスに対して不満を言うのは当たり前のこと」と2017年にアロンソが発したホンダへのバッシングは受け入れ、さらに「いまでもアロンソは素晴らしいドライバーだと思っている」と評価している。

 つまり、アロンソがマクラーレンのF1のシートから降り、F1を離れるという決断をしたことによって、ホンダがエンジンを供給するアンドレッティ・オートスポートへアロンソが加入することに障害はなくなったのである。

 いずにしても、2019年はF1を走らないと決定したアロンソにとって、2018年シーズンはひとまず最後のF1となる。ただし、日本でアロンソの勇姿を見られるのは、鈴鹿で開催される日本GPが最後ではない。その翌週に富士で開催されるWEC(世界耐久選手権)にもアロンソは参戦するからだ。

 予告通り、8月14日に重大発表を行ったアロンソ。今後、さらなる発表を行う可能性は十分あり、まだまだ目が離せない。

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