ドリオは、自分自身はアルボンがF1に参戦するチャンスを邪魔したくはないものの、契約がある以上、簡単に放出することはできないと示唆した。
「目が見えない人間に、見えるようになりたいかと聞いたとしたら、答えは明らかだ。幼いころからF1で走ることを夢見てきたドライバーに、彼(マルコ)が話を持ちかけたらどうなるか。答えは分かり切っている」
「そのため、現在我々はトロロッソと交渉を行っている。ニッサン上層部は当然のことながらこの問題に不満を持っている」
「3年契約を結んでいたのだから、不満は大きい。だが、今はなんとか解決策を見つけようとしているところだ」
ドリオは、このままアルボンの契約を強制的に継続しても、チームにとってもいいことはないと考えている。
「ドライバーがもう我々のもとで走りたくないと考えている場合、どうすべきかということだ。ただ、契約があることは明白だ」
「今のところ何も決まっていない。そのため、(フォーミュラEのテスト最終日に)オリバー・ローランドを乗せた。今後2、3週間の展開を見ていく」
「関係者全員にとってベストの解決策を見つけるため、トロロッソと話し合いを行っている」
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