フォース・インディアは、Q2の1回目はスーパーソフトでアタックし、2回目はウルトラソフトでアタックするというユニークな作戦を採った。これは何が何でもハイパーソフトでスタートしたくないが、少しでも上位からスタートしたかったと思われる。

 またQ2の1回目をユーズドのハイパーソフトを使用したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)とブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)は、レースで新品のスーパーソフトを2セット、新品のウルトラソフト1セットを残すことを優先して、金曜日の1回目のフリー走行からハイパーソフトを多用していた。

 スーパーソフトが1セットしか残っていないその他のチームはどうか。ピレリによれば、上記の2つの戦略の次に考えられるピットストップ戦略は、ウルトラソフト(15~18周)+スーパーソフト(53~56周)という1ストップ作戦だ。

2018年F1第19戦メキシコGP セバスチャン・ベッテル
2018年F1第19戦メキシコGP セバスチャン・ベッテル

 つまり、日曜日のレースではレッドブル、メルセデス、フェラーリの上位勢6台と、ハイパーソフトでスタートするルノー&ザウバーの4台と、11番手以下からスタートするそれ以外の3つのグルーブがそれぞれ異なる戦略でレースを戦う可能性が考えられる。

 果たして、どの戦略が功を奏するのか。それは71周後にしか、わからない。

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
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