一方、ハートレーはハイパーソフトでのショートランとロングランまではガスリーと同じだが、その後ウルトラソフトではなく、スーパーソフトタイヤを履いてロングランを行った。

 2台でメニューを分けて、より多くのデータを収集。金曜日の夜に、データを解析して、土日に向けたセットアップ変更に生かす。

 ただし、この日はタイヤ以外でも2台は異なっていた。それは空力パッケージだ。当初は2台とも同じ空力パッケージだったが、ガスリーが最終コーナー手前の20コーナーの出口にある高い縁石に乗って、フロントウイングとフロアにダメージを負ってしまった。そのため、フロントウイングは最新仕様ではなく、旧仕様となってしまった。

「ダウンフォースが10~15%も減ったために、とても乗りづらかった」(ガスリー)

 時間を有効に使うために2台で異なるメニューを行ったトロロッソ・ホンダだが、ガスリーがマシンにダメージを与えたために、その情報が同じ状況で得られたものとはならなかった。それが金曜日の夜のセットアップ変更にどのように影響するのか。トロロッソのエンジニアたちの分析力に期待したい。

2018年F1第21戦アブダビGP ブレンドン・ハートレー
2018年F1第21戦アブダビGP ブレンドン・ハートレー

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