4番グリッドから好スタートで3位に浮上した福住だったが、ターン1でチームメイトのアレックス・アルボンに抜かれて4位。アルボンは2周目にすぐさま前のフオッコもターン1で仕留め、同じくARTのニック・デ・フリースもフオッコをロッジアでパスしてART勢の1-2体制となった。

 2周目のパラボリカで僅かにミスを犯した福住の背後からデニスが迫り、3周目のメインストレートでパス。そのバトルの影響でターン1の立ち上がりがやや遅れた福住に、続くロッジアでルクレールが並びかけてきた。

 ここはなんとか抑え切った福住だったが、次のレズモへ向けイン側へブロックラインを取ると、そこにはルクレールがいて両者は接触。福住のマシンはイン側のガードレールにクラッシュし、ルクレールのマシンはフロントウイングと左フロントタイヤにダメージを負ってアウト側のグラベルへとまっすぐコースオフした。

「単純に自分がスペースを作っていなかっただけです、それだけです。(ロッジアで)普通に抜かれると思ったんですけど、意外と向こうのブレーキした後のスピードが良くなかったんで、抑えられるなら抑えておこうと思ってイン側に行ったんです」

 スチュワードの聴聞の結果、福住には次戦3グリッド降格のペナルティが科された。レース後、大きく落ち込んでいた福住は、激しいヨーロッパのレースの中で少し自分のドライビングを見失っているようにも見えた。

「昨日もレースのことで『もっとこうしたらどうだ?』と言われて、少しは自分なりに考えてやったつもりだったんですけど、それがダメだったみたいです。日本のやり方とこっち(ヨーロッパ)のやり方が全然違うんで……。とにかく今年クラッシュが多すぎますね。もらい事故みたいなクラッシュも多いんですけど、それだけぶつかる回数が多いということがショックというか、よく分からなくて……」

 次戦セパンはGP3初開催。福住も初走行だが、ヨーロッパのサーキットを熟知していた周りのライバルたちとの差はなくなる。自分らしい走りを取り戻すチャンスとなることを願うばかりだ。

本日のレースクイーン

伊達望だて のぞみ
2026年 / オートサロン
AUTOWAY
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年3月号 No.1617

    [特集│技術系SGT関係者 覆面座談会]
    タイヤワンメイク時代の
    スーパーGTを考える

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円