しかも、2日半遅れで完成したウイリアムズの新車「FW42」は、遅かった。初テストとなった2月20日にステアリングを握ったジョージ・ラッセルのベストタイムは1分25秒625と、トップから8秒遅れ。翌日はラッセルとともにロバート・クビサも走らせたが、ウイリアムズだけが1分20秒を切れずに、最下位のままだった。

 2回目のテストに入って、徐々にペースは上がっていったが、ライバル勢もペースを一層上げてきたために、2回目のテストを総合したベストタイムでは最終的に10チーム中、10番目に終わってしまった。

ロバート・クビサ(ウイリアムズ)
ロバート・クビサ(ウイリアムズ)

 スピード以外にも、問題は残った。テスト最終日は午後のセッションが終了する前に、ガレージにマシンを入れて、テストを切り上げてしまった。ロウによれば、「いくつかのパーツの耐久性に問題が発覚したため、テストを断念しなければならなかった」という。これには、最終日にステアリングを握っていたクビサも「また貴重な一日を失った」とうなだれていた。

 また情報ではFIAからフロントサスペンションとミラーに車検違反の指摘を受けたため、開幕戦オーストラリアGPを前に修正を施す必要があるという。果たして、オーストラリアGPまでに間に合うのか。名門チームの底力が問われている。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円