マリーナ・ベイ市街地サーキットのセクター1は、コーナーと呼べるコーナー数は4つしかない高速区間。これに対して、セクター2は7つ、セクター3も9つあり、タイヤのグリップ力は低速コーナーで差が出やすいことは、フェルスタッペンが セクター1で0.471秒しかハードからソフトに履き替えてタイムアップしなかったのに対して、セクター2では1.031秒も速くなっていることでもわかる。

 もちろん、タイヤのグリップ力は走行距離とともに落ち、セクター2からセクター3にかけてグリップ力は徐々になくなるので、セクター2ほど向上はしなかっただろうが、少なくともセクター1の0.4秒よりは速くなるポテンシャルはあったはずだ。そうなっていれば、フェルスタッペンのベストタイムはハミルトンと並ぶか、それを上回っていた。

「ここまではマシンに関して、ポジティブな感触をつかんでいる。でも、セットアップはこれで満足ということがなく、常に改善できるものはあるから、今夜はそれについて考えたい。なぜなら、ここでのレースは、予選結果での成績がレース結果の95%を決めるからね」

 F1ドライバーとして初のポールポジションを獲得したハンガリーGP。あのときも大きな鍵を握っていたのは、セクター3だった。土曜日の予選で、フェルスタッペンはラップをまとめることができるのか。レッドブル・ホンダの3勝目は、そこにかかっている。

2019年F1第15戦シンガポールGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第15戦シンガポールGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

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