現役F1ドライバーが参加するチャリティを目的としたバーチャルチャンピオンシップ『Race for the World』がスタート、ラウンド1において3万3000ドル(約356万円)の寄付金が集まった。
『Race for the World』は、現役F1ドライバー6人の協力のもと、コロナウイルス感染症パンデミックとの戦いを支援するためのイベントで、4月11日(土)、14日(火)、17日(金)の3ラウンドでそれぞれ2戦を開催する。このイベントを通して寄付を募り、集まった全額がWHO世界保健機関の『COVID-19 Solidarity Response Fund(COVID-19連帯対応基金)』に寄付される。
参加する現役F1ドライバーは、フェラーリのシャルル・ルクレール、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン、マクラーレンのランド・ノリス、ウイリアムズのジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィ、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィで、11日にラウンド1が開催された。アブダビでの第1レースではアルボンがポールポジションからスタート、途中リードをルノーの育成ドライバー、クリスチャン・ランドガードに奪われるが、多数のアクシデントが発生した後、アルボンが首位を取り戻した。シルバーストンでの第2レースでは、スタートからレースをリードしたルクレールの弟アーサーが優勝した。
『Race for the World』は、寄付金の目標額を3ラウンドで10万ドル(約1080万円)に定めており、最初のラウンドで3万3000ドル(約356万円)を達成したということだ。