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F1 ニュース

投稿日: 2020.06.17 18:20
更新日: 2020.06.17 18:27

レーシングポイントF1、新型コロナの影響で新ファクトリー建設に1年の遅れ。完成は2022年8月に

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F1 | レーシングポイントF1、新型コロナの影響で新ファクトリー建設に1年の遅れ。完成は2022年8月に

 レーシングポイントF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、シルバーストンにある新ファクトリーへの移動を1年遅らせる理由について、新型コロナウイルスの影響で工事を始めることができず8月に予定されていた移動には間に合わないと説明した。

 昨年、レーシングポイントは15,000m²にもなる新たな最先端施設の建設計画許可を取った。広範に及ぶ仕様は、チームオーナーのローレンス・ストロールが決定したものだ。当初の予定では、チームは2021年8月に新施設へ移る予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により1年遅れることになった。

「主に、スケジュール自体がきつかった」とサフナウアーは、F1公式サイトに語った。

「プロジェクトの計画はかなり詰まっており、2021年8月までに竣工して入居するには、今年の第一四半期中に工事を始めなければならなかった。最初の3カ月というと、完全なロックダウン状態にあり、誰も仕事をできなかった」

「コロナウイルスのパンデミックのため、F1チームは、FIAによってその年だけの休暇を取るよう要請された。誰にもファクトリー建設を続けてもらうことはできなかったので、保留状態となった」

「ウイルスの状況のせいで我々は多くの時間をロスした。政府がロックダウンの規制を敷いたこともある。だから2021年8月に完成を見ることはとてもできる状況ではなくなったということだ」

「状況を鑑みると、完成は丸1年後の2022年8月とするのが妥当だろう。なぜなら8月の休暇はファクトリーを移設するのに、他の部署の邪魔をせずにすむ完璧なタイミングだからだ。そしてここでやるべきことは、ファクトリーを移すことというよりも、十分な競争力のレベルを維持してレースに出ることにある」

 パンデミック危機はF1を経済的に大幅に停滞させたため、F1首脳陣とFIAは財政面での影響を緩和するために、レギュレーションの改定を2022年に延期することにした。

 なお、多くのチームはそれぞれ今後の状況が不確実であることを見込んで、支出と投資に慎重なアプローチを取っている。しかしサフナウアーは、レーシングポイントは新ファクトリーへの莫大な投資を考え直すようなことはしていないと主張している。

「我々の現在のファクトリーは1980年代後半に建てられたことを思い出してほしい。150名のスタッフ用に建てられたのだと思う」

「建物はスタッフでいっぱいになっており、そのために一部のエンジニアは他のオフィスで仕事をしている。全員が同じ屋根の下で仕事をした方がはるかに効率的だ」

「新たなファクトリーを建てることには価値がある。全員が同じ建物のなかにいられるようにするのだ。現在我々のシミュレーターや風洞、モデルメーカーはすべて違う場所にあるので、効率的とは言えない」

「我々は間もなくアストンマーティンになる。土地もあるし、アストンマーティンF1チームとしてキャンパスを持てるのはいいものだろう。我々だけでなく、市販車のデザイナーやエンジニアの一部も、我々と同じキャンパスに移ることになる」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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