今年フェラーリは期待外れのシーズンを送っており、チャンピオンシップをリードするメルセデスに対して手ごわいライバルとしてチャレンジすることができず、そればかりかコンストラクターズ選手権ランキングでレッドブルにまで抜かれてしまった。

 それがアリバベーネ批判につながり、F1を商業面で取り仕切るバーニー・エクレストンは、チームの日々の運営に関してアリバベーネには今よりもよい体制でのサポートが必要であると示唆した。しかしベッテルはボスであるアリバベーネを弁護している。

「僕が思うに、彼はたくさんの責任を負って、懸命に努力し、多くの作業をこなしている。そこは高く評価すべきだ」とベッテルは述べた。

「一方で、チームには大勢のスタッフがいて、彼はひとりきりで働いているわけじゃない」
「皆ができる限り手助けしようとしているんだ」

「1300人をまとめるのは簡単なことではないが、それをしている人たち、特にマウリツィオはとてもいい仕事をしている」

「状況は好転し始めている。今後に向けて明るい兆しが見えているんだ」

「何か大きなプランを用意したときには、僕は以前レッドブルでそういうプロセスに関わってきたから分かるんだけど、時間がかかるものだ。(レッドブルがF1に初参戦して)本格的に取り組み出したのは2005年。レースで優勝したのは2009年。それだけの時間がかかった」

「メルセデスだって時間がかかった。レベルをさらに引き上げてトップに戻ろうとしているときにはいつだって時間がかかる。人々が連携して取り組み、物事がよい方向に進むまでには時間がかかるものなんだ」

「ひとたびそれができるようになれば、うまくいって物事が進み出す。そのとき、結果も出始めるんだ」

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