2020年F1第17戦アブダビGPは、何人かのドライバーにとって現在所属するチームでの最後のレースとなった。レース後の彼らのコメントから、チームへの惜別のメッセージを紹介する。
────────────────────
■ケビン・マグヌッセン（ハース）
2014年 マクラーレン
2015年 マクラーレン（リザーブ）
2016年 ルノー
2017〜2020年 ハース
2020年〜 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権
「ハースでの最後の、もしかしたら、F1での最後のレースを終えたいまの感想は、ちょっと不思議な気分というのが正直なところだ。確かに最後のレースで僕たちはお世辞にも速かったとは言えないレースをした。それでも、子供の頃からの夢だったF1を続けることができたんただからね。この世界は入ることさえ簡単ではないのに、そこにトータル6シーズンいられた。そして、素晴らしいチームでレースを戦うことができた。僕の自宅にはF1のロゴが入ったトロフィーもある。まあ、悪くないし、幸せに感じなきゃね」
「でも、そろそろ僕はこの世界とお別れしなきゃいけないようだ。多くのレースで勝利を逃し、勝つポジションからも遠ざかっている。僕はいま勝ちたいんだ。だから、IMSAへ行く。そこから、F1に復帰して勝利を目指すことが現実的ではないことは誰もが知っている。それでも、勝てないF1で戦うことより、僕は勝つチャンスを選択したんだ。だから悔いはない」
「F1マシンという最高のクルマを運転できないのは、少し寂しいね。だって、いまのF1マシンは最速のレーシングカーだから。少なくとも来年僕が乗るクルマは、いまよりも確実に遅い!!」
「思い出に残るレースはデビュー戦。表彰台に乗ったというだけでなく、夢を実現した最初のレースが信じられないくらいいろんなことが起きたクレージーなレースだったからね」
