前回F1が空力規則を大幅に変更した2009年、ウイリアムズは規則の抜け穴を見つけ出し、「ダブルデュフューザー」として知られるデバイスを導入したチームのひとつであった。

 ダブルディフューザーがアドバンテージとなり、違法ではないことがはっきりした後、これを使用していなかったチームは自身のバージョンの開発に乗り出さなければならなかった。

2009年にウイリアムズが導入した『ダブルデュフューザー』
2009年にウイリアムズが導入した『ダブルデュフューザー』

 しかし、当時と異なり、現在は風洞の稼働は週65回までに制限されている。そのため2017年の規則の活用点を見つけ損なったチームは、遅れを取り戻すのがより難しくなると、シモンズは考えている。

「2月の終わりになってやっと風洞用のタイヤを入手した。2009年のマシンの時と比べると準備期間が極めて短い。2009年のマシンの際には作業する時間がもっとたっぷりあった」とシモンズ。

「2009年との大きな違いは、当時は風洞を毎日24時間体制で使えたことだ。トヨタはふたつの風洞を年中無休で稼働していた」

「今ではどのチームも週に65回しか稼働できない。それが2009年との状況の違いだ」

「つまりどこかのチームが何か画期的なものを発見したら、それに追いつくのはより困難だということだ」

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