コロナ禍により2020年シーズンから年間1国1開催の原則が難しくなったF1。その副産物として、かつてサンマリノの国名を借りて“2つ目のイタリアGP”を開催していたイモラが、昨年に引き続き今年もエミリア・ロマーニャGPとしてF1カレンダーに加えられた。レッドブル・ホンダの今季初優勝、ウエット路面に翻弄された赤旗中断の大混乱など、見どころ満載だった第2戦エミリア・ロマーニャGPをドライバーや関係者のSNSで振り返る。
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速さで勝りながらも開幕戦バーレーンGPを取りこぼしたレッドブル・ホンダ&マックス・フェルスタッペンだったが、スタートでトップに立つと力強い走りで今季初勝利を挙げた。ホンダF1のイモラでの勝利は1991年アイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)以来30年ぶり。
喜びを爆発させるレッドブル・ホンダ陣営。この勢いで今シーズンこそ宿敵ルイス・ハミルトン&メルセデスF1の連覇をストップさせることができるか?
無観客のスタンドに「来年はここで観たい」と願うファンのバナー。
せっかくフロントロウからスタートしながら、らしくないミスを連発しポイント圏外に沈んだチェコ・ペレス。しかし、ひとたび噛み合えば、これまでのチームメイトよりマックスに迫れそうな片鱗は見せ始めた。
9位でゴールし、今季初ポイント獲得かと思われたアルファロメオF1のキミ・ライコネン。赤旗後のリスタート時に違反があったとして30秒加算のペナルティで13位に降格し、それを受けたライコネン本人がこのふくれっ面をインスタグラムのストーリーズに投稿した。残念な気持ちすら笑いに変えてしまう41歳、まだまだ来季以降の現役続行もあり得そうだ。