まるで計量前のボクサーのような鍛え抜かれた鋼の肉体。一時は終わったかと思われたレースで、ダメージを最小限にとどめた2位表彰台。「負けてなお強し」の印象が残ったハミルトンは、しっかりとポイントリーダーの座をキープ。
繰り上がりでF1復帰後の初ポイントを獲得したフェルナンド・アロンソ。今はまだ肩慣らしの段階。
タンブレロでメルセデスF1のバルテリ・ボッタスと接触、激しくクラッシュしたウイリアムズF1ジョージ・ラッセル。感情が高ぶりボッタスに詰め寄ったが、紳士的でなかった振る舞いを深く反省し、後に謝罪。ともかく、ふたりに大きなケガがなくてなにより。
クラッシュ後、コースサイドにしゃがみ込んだボッタス。ネルソン・ピケ、ゲルハルト・ベルガー、そしてアイルトン・セナ……時代は移り変わっても、タンブレロはイモラでいちばんスピードが出る危険な場所には変わりない。
「最近どうよ?」とハミルトンがセバスチャン・ベッテルを心配しているような写真。そう見えてしまわないようにセブの奮起を期待したい。
ホンダF1最終年となる今シーズンは、この2人が壮絶なタイトル争いを繰り広げるビンテージイヤーとなるのか?