ペレスは46周目のターン1でアウトからリカルドを抜いて5番手に浮上。リカルドはこれでピットインしてソフトに交換しオコンの後ろでコース復帰し、サインツもこれに続き7番手ノリスの後方に戻り、首位争いと同様に1ストップ対2ストップ作戦の戦いとなる。51周目のターン1でサインツはノリスをパスして8番手へ。54周目にはオコンも抜いて7番手に上がった。ノリスはたまらずピットインしてアルピーヌ勢の後方に戻る。
52周目にハミルトンは2番手ボッタスに追い着き、チームからはホールドアップするなと指示が飛んでいたもののボッタスはすぐには譲らず、ハミルトンはターン10まで抑えられてややタイムロスを喫する。ボッタスは53周目にピットインしソフトに履き替えてルクレールの5秒後ろ4番手でコースに戻り、57周目のターン1でDRSを使って抜き3番手に復帰する。
バイブレーションに苦しんでいたペレスは、57周目にピットインしてソフトに履き替える。これを受けてルクレールもフリーストップでピットインしてソフトに交換した。
60周目のメインストレートでハミルトンはフェルスタッペンの背後に追い着き、フェルスタッペンはストレートでウィービングをしてトウを外そうとするがDRSで易々と抜かれ首位を奪われてしまった。フェルスタッペンは3番手ボッタスとのギャップが充分にあるためピットインして新品のソフトに交換しファステストラップを狙い、62周目に1分18秒149を記録する。
ストロールとアロンソが61周目のターン1で接触し、タイヤがタレたアロンソはピットインを余儀なくされた。62周目にはガスリーがタイヤのタレたストロールを抜いて10番手まで挽回を果たした。
ハミルトンはファステストラップ狙いのピットストップを行わず、そのままリードを保って66周を走り切り、100回目のポールポジションからポール・トゥ・ウインで自身通算98勝目を飾った。2位のフェルスタッペンはファステストポイントを加えて19点を確保。3位ボッタス、4位ルクレール、5位ペレス、6位リカルド、7位サインツ、8位ノリス、9位オコン、10位ガスリーという結果となった。