●数ミリ単位の果敢なアタック/土曜日の様子

 予選順位がそのまま決勝順位になりかねないモナコでは、いつも以上にアタックを攻める必要が出てくる。アルファタウリの角田裕毅はギリギリまで攻めた結果、ヌーベルシケイン左側のウォールに左フロントタイヤをヒットさせタイヤをパンク。大事に至るダメージを与えていないあたり、数ミリ単位のコントロールをしている様子がうかがえる。

 とはいえ赤旗中断からのセッションは残り3分を切り、アタックが済んでいないドライバーは我先にピットレーンへ。トラフィックパラダイスは今年も健在だ。

 トラフィックパラダイスの餌食になってしまったのがアルファタウリのピエール・ガスリー。あと1秒足りずにチェッカーフラッグが振られてしまいアタックできず。予選後は「ひとりにしてくれよ」と背中が語る映像が印象的だった。

 難攻不落のモナコでもキレキレの走りを見せるのがフェラーリのシャルル・ルクレール、勢い余ってうっかり重量計測を通過してしまった。

 タイムが拮抗する中でピカイチの走りを見せるのがベテラン、アルピーヌのフェルナンド・アロンソだ。Q3では3強の中に割って入り5番手タイムをマーク。

 しかし最後のアタック中、ターン5で痛恨のクラッシュ。大きなダメージにならなかったのは幸いだが悔しい結果に。

 ラストアタック中のレッドブル、セルジオ・ペレスがトンネル手前のコーナーでまさかのスピン。直後を走っていたフェラーリのカルロス・サインツもチームからの無線を受け取る暇もなく接触。心中を察するに余り有る。

 約束どおりというか、母国レースで2年連続ポールポジションを獲得したルクレールはお見事。決勝レースは雨予報だが、今年こそは優勝を持ち帰ってくることを自身もファンも期待している。

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