「2012年とは全く反対の状況になるだろう。でもそれがF1が我々に望んだことなんだ」とヘンブリーは語った。
「2011年、F1は劣化の早いタイヤを依頼してきた。そして今はまた違うことを依頼されている」
「我々は依頼されたものを提供しようとするだけだ」
「タイヤについての事柄は、常に長所と短所がついてまわる」
「5戦目か6戦目が終わったくらいのところで、我々がやってきたことと、それが正しいか間違っているかが、分かると思う」
ヘンベリーは少なくとも、2017年規則へのピレリの貢献は、オーバーテイクの面で言えばよいものであったと考えている。F1の規則変更の他の要素はオーバーテイクを妨げるものであるからだ。
「加熱が大幅に減少し、磨耗率も下がったから、オーバーテイクしようとしているドライバーは以前よりハードにプッシュしても、タイヤがオーバーヒートすることはない」と彼は語った。
「もちろんそれは後続マシンのフロント部分に当たる気流の乱れを減らすための、空力規則の変更点と組み合わせる必要がある」
「タイヤと空力の組み合わせで、よりアグレッシブなオーバーテイクを生み出せる」
「でもその反面、より多くのコーナーを全開で走り抜けることになり、オーバーテイクの助けにならない。ブレーキが必要のないところでスピードを落とすことはないからね」
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