1994年の日本GPでF1デビューを果たし、1995年には日本人4人目のフルタイムF1ドライバーとなった“タキ井上”こと井上隆智穂。F1引退後、さまざまなかたちでレーシングドライバーのマネジメントに携わったタキ井上が、複数回にわたり敏腕F1マネージャーたちについて語っていく連載『タキ井上が語る敏腕F1マネージャー』。

 第2回後編では、2022年のF1ワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンのマネージャー/エージェントであるレイモンド・フェルミューレンが手がける驚愕のF1ビジネスを取り上げる。

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 10月9日に行われたF1第18戦F1日本GPで、2度目のドライバーズタイトル獲得を決めたレッドブルF1のマックス・フェルスタッペン。そしてマックスの父ヨス・フェルスタッペンとフェルミューレンが、マックスのマネージャー/エージェントを務めているのは前編で紹介したとおり。そして現状、マックスのレーシングビジネスに関してはフェルミューレンがほぼ100%を取り仕切っている。

 ちなみにフェルミューレンやヨスは、マックスの将来的なチーム移籍に関する可能性などこれっぽっちも考えていないらしく、今季開幕前の2022年3月にレッドブルF1との契約を2028年末まで延長した。そしてよほどの“緊急特別全裸危機”が訪れない限り、彼ら“チーム・マックス”はこのままレッドブルF1に骨を埋める覚悟なのだ。なにしろフェルミューレンとヨスの懐には現状、処理しきるのに困るほど多額のお金が入り続けているからで、ここで立ち位置を変える必要性など微塵も感じていない。

 具体的に説明しよう。

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