12月中旬、F1界はフェラーリのチーム代表を含めた複数のチームとの間でドミノ倒しのような交代劇が起きた。
まず、フェラーリが辞任したマティア・ビノットの後任に2022年までアルファロメオのチーム代表を務めていたフレデリック・バスールを任命。すると今度はアルファロメオがバスールの後任として、マクラーレンでチーム代表を務めていたアンドレアス・ザイドルをザウバーのCEOとして迎え入れた。ザイドルを失ったマクラーレンは、アンドレア・ステラを後任としてエグゼクティブディレクターからチーム代表に昇進させた。
このドミノ倒しによって、フェラーリは2019年から4年間、フェラーリのF1チーム代表を務めたビノットの辞任発表から約2週間で、ようやく新しいチーム代表を据えることができた。
しかし、これでフェラーリの問題が一件落着となったと考えるのは、早計だ。というのも、2023年のバスールのポジションが2022年までのビノットとまったく同じではないからだ。
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