テクニカルディレクターのジェームズ・キーは、テスト初日を次のように総括している。
「この長い冬休みを終えて、ようやく走り始められ、51周を走り切れたのは良かった。マシンのフロント部分に少々の問題があり、予定より早く終了しなければならなかったが、明日までには解決できるだろう」
「今日の最優先課題は距離をかせぐことと、基本的な部分を正すことだった。だから午前中は空力に取り組み、まだ学ぶべき点がたくさんあるということを踏まえつつ、その後は新車の基礎的なところのチェックを多く行っていった。周回を重ねることと、基本的なところを抑えることがすべてで、明日はダニールとともに同じことをしていくことになる」
「良かったのは、初日にありがちな不具合以外では、すべてが思いどおりに運んだことだ。ドライバーからのフィードバックは予想に近いもので、全体的に見てかなり前向きなものだった」
「もっと多くの周回を走りたかったが、テスト初日としてはまったく不満はないと言える。パフォーマンスを見据えた走行はしていないけれど、それももう少し後で行う予定だ」