続いてタイヤはそのまま、レース想定燃料でスタート練習を入念に繰り返し、それからショートランの限界ペースをチェック。さらに路面温度は39度以下まで下がり、ベッテルもライコネンもアベレージラップが若干メルセデスよりも勝った。うまくタイヤ特性を使いきれている。
いいときも、よくないときも表情を変えずに淡々とコメントするライコネン、金曜トップにも決して、はしゃがない。ひとつ気がかりなのは予選が行われる上海地方の午後3時から4時の降水確率が75%。決勝スタート予定の午後2時からは0%で気温23度と変わる。再び2015年方式に戻されることになった予選は今シーズン初めてのウエットになりそうだが、決勝は晴れ間が広がるのか曇り空か……レース中に路面温度は、どうなる?
「やってみなけりゃ、わからないさ」──何か狙っているときのライコネンは、いつもそう言って気をもたせる。