
続いて午後1時半からはポルシェのメディアセッションです。注目はやはり、昨年限りで撤退したアウディからの移籍を果たした、アンドレ・ロッテラー選手でしょう。囲み取材では、もっとも多くの報道陣がロッテラー選手を取り囲んでいました。

ポルシェもトヨタと同じく、ストレート上でマシンのアンベイルと記念撮影を行ないました。事前にポールリカールでのテスト写真が流出していましたが、モンツァに持ち込まれたのはロードラッグ仕様ということもあってか、ずいぶんとフロントマスクの印象が違いました。

そのポルシェ919ハイブリッド、集合写真撮影終了後はかなりマシンに近づくことが許されたのですが、細部の造形がすごいんですよ。規定により失われたダウンフォースをとりかえそうと、必死になって開発してきたことが伝わってきました。一例を挙げるのなら、この部分。このあたりも、as本誌でじっくりとお見せしますよ!

LMP1に続いてポルシェはLMP1+GTE、そしてGTE2台のフォトセッションと、しっかりと時間をかけて写真撮影を行なっていました。このあたり、プロモーションを重視する欧州メーカーらしい取り組みですね。GTEワークス2台の撮影では、すべてのスタッフも集合し、「威圧感」を放っていましたよ。

「ハーイ! ゲンキ?」と声をかけてくれたのは、日本でもおなじみフレデリック・マコウィッキ選手。今年はGTEプロの91号車で参戦します。

そのポルシェの撮影中、「待機中」のGTEマシンには近づき放題の時間がありました。エンジンがミッドシップ化されたのが最大の注目ポイントであるため、リヤディフューザー周辺を覗き込んだり写真に収めたりしている人も多いなか、ACOのピエール・フィオン会長とFIA WECのジェラール・ヌブーCEO、シリーズの“ツートップ”もご覧の食いつき。このあと、フィオン会長は携帯電話のカメラでディフューザーの写真も撮影していましたよ。

この後、夕方17時からはプロローグ恒例のオーガナイザーによるマシン集合写真の撮影があったのですが、そちらの様子は(長くなるので)次回、またお伝えすることにしましょう。その撮影に向かう際、一番1コーナー寄りに陣取ったポルシェLMP1チームのピットの前を通りかかったのですが、ご覧のとおりえげつない「目隠し」が立っていたため、ガレージ内の様子はまったく伺い知ることができませんでした……。

1コーナーでのマシン集合写真撮影を終えて急いでブリーフィングルームに戻ると、LMP1プライベーターのバイコレスからフル参戦が予定されているロバート・クビカ選手の囲み取材が行なわる時間でした。当初、独占インタビュー枠を申し込んでいたのですが、取材が殺到したため、チームが合同取材の時間を作ってくれたというわけです。

そろそろ陽も傾き始めた18時半、ピットロードではタイヤ交換練習をするチームが目立ちました。そこで出会ったのが、今季ジャッキー・チェンDCレーシングからLMP2に参戦する、オリバー・ジャービス選手。レーシングスーツの背中が特徴的だったので、写真を撮らせてもらいました。
というわけで、この日は朝8時から19時まで、みっちりと取材が続きました。まだマシンは1mmも走ってないんですけどね。それでは次回は、WEC名物のマシン集合カット撮影の模様をお届けしましょう。 チャオ!
(Kazushi Nakano / auto sport)
