今年のシンガポールGPは、いろんな思惑の入り乱れる週末でした。主にコース外の話題ですけどね。
木曜日の午後3時。渦中の人物の一人、カルロス・サインツJr.がパドックを歩いてました。

するとマクラーレンの前でくるっと方向を変えると、

電話中だったエリック・ブーリエのところまでわざわざ向かい、堅い握手を交わしてました。早ければ2週間後のマレーシアGPからルノーへの移籍があると噂されてるサインツですが、マクラーレンがホンダと離婚すると決めてなければ、そんな話もなかったわけですしね。

その数時間後のFIA会見では、さらなる渦中の人物(フェルナンド・)アロンソと(ジョリオン・)パーマーが出席。いつも主役の(ルイス・)ハミルトンも、今回ばかりは脇役でした。

アロンソが何か爆弾発言するかなと期待してたんですが、「チームの選択を尊重するし、僕はそれを見てから今後の決断を下す」と、いたって当たり障りのない発言。

「さっさとホンダと別れろ」と、散々けしかけたはずなんだけどな~。

一方、サインツの移籍でクビ寸前のはずのパーマーは、「契約がしっかり残ってるし、あと7戦きっちり走るもんね」と、残留は当たり前かのように主張し始めて皆ビックリ。

会見後には父ジョナサン・パーマーが法的措置を取る可能性まで言及してたし、さてどうなることやら。

一方、ホンダのモーターホームでは、

レッドブルの広報責任者がわざわざ出向いてきてホンダ広報とヒソヒソ話。
「ホンダはトロロッソだけでなく、再来年からはレッドブルにもパワーユニットを供給する」というまことしやかな噂が流れてますからね。
気になる密談でした。おそらく全然関係ない話し合いだったんでしょうけど。

そして注目の土曜日。すでにパドックでは、「フリー走行1回目のあとに各チーム、メーカーが同時にリリースを出し、夜のFIA会見で詳細を語る」というスケジュールが知れ渡ってました。
狭いF1村の世界ですからね~。情報が伝わるのはあっという間です。

午後6時30分ちょうどにマクラーレンが流したリリースです。使われているいかにも哀愁漂う写真は、おそらく開幕戦メルボルンのパドックで撮ったものと思われます。FIA会見に出席したホンダの山本雅史モータースポーツ部長が、

「すでにメルボルンでは、マクラーレンから解消の話が出ていた」と言っていたのを聞くと、何だか意味深なものに見えてきます。まさか開幕戦の時点で、このリリース用に撮ったわけではないでしょうけど。

今回のルノーとホンダのエンジンスワップで、最後に笑うのは誰なのか。その答えは来年になってみないとわかりませんが、少なくともトロロッソのフランツ・トスト代表は、現時点では大満足そうでした。こんな明るい表情、この1、2年見たことなかったですから。

一方、マクラーレン、そしてアロンソは、ルノーとの提携で再び頂点を目指せると信じているのでしょうか。ワークスエンジンにあれほどこだわってたのが、カスタマーのルノーでいいのかなあ。ホンダより全然マシということなんでしょうけど……。

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