Shots!──熱田カメラマンの中国、金曜日。
アロンソ選手、無事に走っています。キリッとした感じでピットに向かいます。
フリー走行2回目で11番手。まあまあって感じでしょうか。
ホンダの長谷川さん、これから良い流れが、つかめるのか!
メカさんも、マクラーレンのスタッフと良い雰囲気です。
アロンソ選手の手、どうなっているのか??? 五郎丸さんのアレみたいに「おまじない」かな? そんなわけないか……
バンドーン選手、乗れなかったですね。こればっかりは仕方ないです。鈴鹿のスーパーフォーミュラ開幕戦が楽しみです。でも簡単では、なさそうですから。
フリー走行1回目で、走りはじめて、しばらくしてからガレージに戻ってきて少しマシン調整の時間が必要になり、ヘルメットを取ってからのベッテル選手。身ぶり手ぶりで状況説明かな?
凹んでたのかな?
どこにあったのか「m&m’s」の封を開けて……
メカニックさんたちに配りはじめます。本人は食べてないようでした。セッション中にドライバーが、ガレージでチョコレートを配っているのは、僕の取材歴25年(?)で初めて見ました(笑)
しばらくして、今度はテレビカメラマンのカメラのコードを抜こうとしたり……フェラーリのベッテル選手側は楽しそうな雰囲気でした。
ライコネン選手といえば、いつものように、ず〜っとマシンに座ったまま、バイザーも閉めてジッとしてる、いつもの感じ。
ベッテル選手は、レッドブルにいたときより、行動がイタリアン化しているかもしれません。こんな感じでチームに溶け込み、引っ張っていく感じなんでしょうね。
サーキットは上海の郊外にあって、近年もたくさんのマンションが建設中です。今年で13回目ですが、13年前に来たときは、もう本当に街が混沌としていました。信号無視は当たり前で、町中にクラクションが鳴り響いていて、この国にはルールというものが存在しないのかとカルチャーショックを受けました。それが、いまや、きちんと信号は守るし、電動バイクとクルマの車線はきちんと分かれているし、クラクションも13年前の5分の1くらいになっているし、若い女の子の服装も普通になってるし、すごく変化しました。
でも、バイクに乗るときはヘルメットかぶったほうがいいよね、やっぱり。
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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography