Gen2規定ではV6ターボが解禁されることもあり、すでにGMは北米のR&D拠点で新型ホールデン・コモドアに搭載する新エンジンの開発テストをスタート。また、既存のマニュファクチャラー以外にも、クーペボディ解禁に合わせて参入を模索する動きがあるという。
エムレイも、GT-Rのボディを現在のスーパーカー用パイプフレームに適合させるのは難しくないとコメント。その技術的フィッティング以前に、本当に「2ドアボディを採用するかどうか」の真剣な検討が必要だと述べた。
「これは他のブランドも同様だが、4ドアのサルーンカーから2ドアクーペに変更することで、どのようなメリットが得られるかは、真剣に考える必要がある」
「我々はまだGT-Rがオプションだという立場にはなく、あのクルマはGTカーであることがふさわしい。現時点ではVASCでは伝統的なセダンスタイルにこだわりたいし、ニスモにもそうであって欲しいと思っている」
現行のL33型アルティマは、市販モデルのデビューに先駆けてシリーズに投入されており、市場の販売戦略に大きな貢献を果たしたとされる。そうした先例も踏まえつつ、ニッサンは2019年には新たなマシン・ホモロゲーションの取得を予定している。
また、現在シリーズに投入する4台のアルティマのうち、今季からニッサン・モータースポーツに加入したルーキーのシモーナ・デ・シルベストロは、開幕戦『クリップサル500』で遭遇した、ジェームス・コートニーとの“追突事件”の裁定に対して、お咎めなしとなった見解に「よく理解できない」と抗議。
このアルバート・パークの週末にシリーズのスポーティング部門と話し合いを持つ予定となっている。
