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海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.02.06 20:40
更新日: 2024.02.06 20:41

“L.A.最強の嵐”予報で異例の前倒し開催、第3回『Clash』は新型カムリXSEのハムリンが制覇/NASCAR

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海外レース他 | “L.A.最強の嵐”予報で異例の前倒し開催、第3回『Clash』は新型カムリXSEのハムリンが制覇/NASCAR

「あちこちで短いランをしただけで、このコロシアムでは絶対的な走行距離を稼ぐことは難しい。だからこそクルマの基礎的な強さが浮き彫りになる。これまでのところ、この真新しい“Sport Clips Toyota”にはかなり満足している」と、新型カムリを評価したハムリン。

 煌々と輝く照明のもと、土曜の閑散としたスタンドの前で始まった決勝は、オープニングこそロガーノの22号車“ダークホース”に先行を許したものの、ハムリンの11号車カムリXSEは最初の50周中47周でリードを記録していく。

 レース距離3分の1を終えた時点で、主役の座は2列目3番手発進だったハムリンの僚友タイ・ギブス(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が務める展開へと変わり、この日のレースハイとなる84周をリードする。しかし54号車の“モンスターエナジー・トヨタ”はレース最終盤、残りわずか10周のリスタートで首位を譲ると、ファイナルラップでラーソンと接触し無念のスピン。この瞬間、ギブスの悲願はターン4で潰えてしまう。

 これで主導権を奪還したハムリンは、かつてのチームメイトで5番手スタートだったカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)や、最後尾23番手から奇跡のカムバックを披露した新チャンピオンのライアン・ブレイニー(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)らを従え、オーバータイムのスプリントも制してロサンゼルス初勝利を手にした。

「今日のアクションの多くは、僕の目の前で54番(ギブス)と22番(ロガーノ)に起こった。そこでは何がどうなるかはまったく分からなかった。でも、ターン2からは本当にいい走りができてポジションを掴み、そこから粘り続けることができた」と喜びを語ったハムリン。

 昨季11月下旬に右肩の関節鏡手術を受けていたハムリンだが「クルマに乗り込むとアドレナリンが分泌され、痛みはそれほど気にならなかった」と明かす。

「この(短距離トラックとなる)サーキットでどれだけホイールをクランキングしなければならないかを考えると、全体的には思ったよりも良い感じだ。レース自体も少し疲れるくらいの短さだったし(開幕戦の)デイトナに着いたらさらに元気で強くなるつもりさ」

最後のオーバータイムのスプリントを制しロサンゼルス初勝利を手にしたデニー・ハムリン「あなたのお気に入りドライバーは、必ず僕が倒すよ」
「リスタートでコーナーをオーバードライブしすぎて、その後すべてを失った」と惜敗のタイ・ギブス(右)
2位カイル・ブッシュ(Richard Childress Racing/シボレー・カマロ)、3位ブレイニーの表彰台となった
併催のNASCAR Mexico Seriesは、ゲスト参戦した同国出身者ダニエル・スアレスが制している


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