事故の当事者となったニッサン・モータースポーツのジェネラル・マネージャー、スコット・シンクレアは、「我々がここで見たなかで、もっとも激しいクラッシュになってしまった。今回のケースは、間違った場所で、間違ったタイミングに起こってしまった。こういう光景を目の当たりにするのは、誰に取ってもうれしいことじゃない」と、沈痛な面持ちで語った。
これにより、このラウンド3の勝者は事故時点で首位を走っていた王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(SVG)となり、2位のジェイミー・ウィンカップ、3位のクレイグ・ラウンズと続いたが、規定周回数を満たしていないため“ノーポイントレース”となり、リザルトは認定されるも、チャンピオンシップポイントは与えられないこととなった。
ルーカス・ダンブレル・モータースポーツのタズ・ダグラスと、ウォーキンショー・レーシングのジェームス・コートニーのマシンが、ボディシェルに及ぶダメージの影響で修復が叶わず、22台のグリッドで争われた翌日のラウンド4は、DJRチーム・ペンスキーのファビアン・クルサードと、チームメイトのスコット・マクローリンがメルボルンに続くワン・ツーを達成。
ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシング・オーストラリアのジェイミー・ウィンカップは、サテライトチームのクレイグ・ラウンズと並ぶ3位、4位に終わった。
また、選手権リーダーの王者SVGも、レース中にニッサン・アルティマのトッド・ケリーへの接触で15秒のピットストップ・ペナルティを消化し9位。ポイントスタンディングでもDJRペンスキーの2台に猛追を許す形となった。
次戦ラウンド5&6の第3戦は、4月22~23日のフィリップ・アイランドで開催される。
