さて、渡欧当初からこのコラムでTGRヨーロッパのあるドイツ・ケルンに住んでいるとお伝えしていましたが、FIA F2第12戦バクー(アゼルバイジャン)から第13戦ルサイル(カタール)の間にあった2カ月のインターバル期間に、イギリス・ロンドンに引っ越しました。

 まずはしっかりとFIA F2にフォーカスできるよう、イギリスへの引っ越しに始まり、パフォーマンスコーチや心理学者、栄養士を起用するなど、身の回りの環境を一から変えることにしました。

 環境を変えることが実現できたのも、僕の想いを支援してくださったTGRの皆さんのおかげです。環境を変えられたことで第13戦ルサイルから早速、自分の優れている部分、足りない部分を把握した上でレースに臨むことができました。

 また、ELMSの2024年シリーズも終わっていたので、さらにFIA F2にフォーカスできた状態だったこともあり、個人的にはすごく楽しく仕事を進めることができ、戦うことができました。

 ちなみに、イギリスに引っ越したのは複数のF1チームの本拠地があるためです。ARTグランプリの本拠地はフランス・パリ近郊にあるので、引っ越し先をイギリスにするのかフランスにするのかは悩みましたが、イギリスとフランスはユーロスター(鉄道)や飛行機でもすぐに着きますし、イギリスに住んでいるFIA F2ドライバーも多いです。また、今まで以上に英語力を身につけられるといったメリットも感じています。

イギリス・ロンドンへ転居した宮田。新居はヒースロー空港も近く、交通の便には恵まれているようだ

 2025年シーズンは、2024年シーズンに学び、経験したすべてを生かしてFIA F2を戦います。1シーズンを戦っても、キャリアのすべてをヨーロッパで過ごしてきたライバルたちとのギャップが完全になくなったというわけではありませんが、フリー走行がそのサーキットでの初走行というような状況はもうありません。

 チームもARTグランプリへと変わり、3日間のポストシーズンテストだけでも、彼らのプロフェッショナルな部分を感じることができ、個人的にはかなりワクワクしていますし、ようやく日本での経験も少しは生きそうだという感覚もあります。

 2025年シーズンは結果にこだわりつつ、自分のキャリア、F1という目標にしっかりとフォーカスし、目標達成に向けて頑張りたいと思います。

 年始には日本へ帰国して家族と過ごす予定ですが、休み明け早々からARTグランプリと2025年シーズン開幕へ向けた準備があるため、帰国できてもわずかな時間になりそうです。

 2024年シーズンもこのコラムを読んで頂き、応援ありがとうございました。2025年シーズンもコラムは続きますので、引き続きこちらもよろしくお願いします!

⚫︎今月の“リトモメーター”

三刀流+moreとして世界のさまざまなサーキットを訪れた2024年の宮田選手の移動距離を、フライトマイルで計測。ご本人のアプリのスクショを公開させていただきます。

⚫︎2024年累計
92回の搭乗
144,801マイル(233,035km)
搭乗時間:365時間12分

12月14日、アブダビ(AUH)〜ヒースロー(LHR)
ロンドンのクリスマスツリー(撮影:宮田莉朋)

本日のレースクイーン

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