レース後、ディ・グラッシは「チャンピオンへの戦いは3年前のシリーズ創設時から続いていた」と戦いを振り返った。

「(2014/15年)のシーズン1は失格処分も受けながら、チャンピオン争いに加わることができた。シーズン2も0ポイントに終わるレースがあり、チャンピオンには届かなかった」

「今年もノーポイントに終わったレースがあり、(ブエミと)10点差で最終ラウンドに臨んだ。かなり緊張していたけど、とにかく落ち着いて戦うことに専念したし、昨日(勝利した第11戦)と同じように戦うことを意識した」

「今シーズンはもっともハードな戦いだった。足の骨を骨折しながら走ったレースもあったからね。今年は運にも恵まれていたから、僕たちの年だったということなんじゃないかな」

「本当にうれしいし、チームのみんなを祝福したい。今日はパーティで盛り上がるよ!」

 11位でチェッカーを受け、ランキング2位の座を死守したブエミは「正直、がっかりしているが、ルーカス(・ディ・グラッシ)を祝福したい」とコメントした。

「今シーズンの僕たちの速さを考えれば、チャンピオンを取れなかったことは少し受け入れがたい。ただ、ルーカスは本当に素晴らしい仕事をしていた」

「失格処分を受けたレースもあったし、2戦は欠場を強いられた。本当に難しいシーズンだったよ」

 なお、チームタイトルは20点差でルノー・e.ダムスが獲得し、連覇を達成している。

 最終戦のウイナーは3番手スタートのジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)。ベルニュは序盤こそ、ポールシッターのフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)に先行を許したものの、バッテリーをうまくマネジメントし、ローゼンクビストより遅くピットイン。

最終戦を制したのはジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)だった
最終戦を制したのはジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)だった

 コースに復帰したときには6秒ものギャップがあったが、バッテリーに余裕があるベルニュは瞬く間にローゼンクビストへ接近。29周目にオーバーテイクに成功すると、そのまま逃げ切りトップチェッカーを受けた。

 シーズン3にあたるフォーミュラEの16/17年シーズンはこれで閉幕。サマーブレイクを経て、12月2~4日の香港ePrixで17/18年のシーズン4が開幕する。

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