インディカー及びダラーラが2台のシャシーとユニバーサルエアロキットを用意。現在シリーズに出場中のホンダとシボレーにそれぞれ1台ずつが委ねられた。エンジンは2017年シーズンで現在使われているスペックが搭載された。

 ホンダのオペレーションはシュミット・ピーターソン・モータースポーツ、シボレーはチーム・ペンスキーが担当。ドライバーはホンダがオリオール・セルビア、シボレーがファン・パブロ・モントーヤだ。どちらも大ベテランで経験豊富、フィードバック能力の高さで定評がある。また、今年のインディ500に出場していながら現在レギュラーシートを持っていない点でもベストと判断された。

 初テストが時速200マイル超で走るインディアナポリスというのは驚きだったが、念のため2日間スケジュールされていたテストは1日間だけで終了した。順調に必要とされた項目のチェックを完了させることができたからだ。ホンダもシボレーもワイヤーハーネスのトラブルを出したが、それが解決されるとオーバーヒートなどの問題も一切なく、どちらも100ラップほどの周回を重ねた。

「マシンは見た目の通りに速い。走行フィーリングも良い。接近しての走行は一切しなかったが、今年までのインディよりも前のマシンに接近して走ることができるのは間違いない。ダウンフォースをフロア下で作り出しているからだ。来年のインディ500は激しいバトルになる」とベテランドライバーふたりは新型マシンを絶賛していた。

ミド・オハイオスポーツカーコースを疾走する新エアロ搭載の2台

 ミド・オハイオではロードコース用バージョンのユニバーサルエアロキットがテストされた。こちらでも2台で200ラップのテストがなされ、よりエキサイティングなレースが行えるマシンになっていることがベテランドライバーたちの走行によって確認された。

「ロードコースでも前を走るマシンに接近した状態で走りやすくなっている。コーナーでもマシンを振り回して走れるし、とても楽しかった」とモントーヤは話した。

 ショートオーバルでのテストもこの後に予定されているが、今年のレースよりも前を走るマシンとの距離は半分ぐらいに縮められるのではないかという期待がされている。そうなればオーバーテイクのチャンスも増え、ファンとすればより見ていて楽しいレースになる。ドライバーたちもバトルを堪能できるというものだ。

 キットのデリバリーは11月下旬に一斉に行われ、各チームのプライベートテスト開始は2018年に入ってから解禁される予定だ。

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