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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.21 08:00
更新日: 2017.09.21 07:54

ADAC F4:プレマ・セオドールレーシング 2017第6戦ザクセンリンク レースレポート

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海外レース他 | ADAC F4:プレマ・セオドールレーシング 2017第6戦ザクセンリンク レースレポート

プレマ・セオドール ADAC F4 チームタイトル二連覇達成!

2017年9月15~17日
ドイツ/ザクセンリンク

 アップダウンの激しいドイツ ザクセンリンク。残りも2イベント/6レースとなったADAC F4はドライバーズタイトルで#44 ユーリ・ビップスがポイントリーダー、FDAドライバーの#9 マーカス・アームストロングは2位という好位置に着け、チームタイトルはこのレースの結果次第で確定という状況でこのレースに臨んだ。
 
 フリープラクティスではマーカスが好調で、ユーリはやや精彩に掛けているが、トップ10以内でまとめている。レースフォーマットは一回の予選のベストがレース1、セカンドベストがレース2のグリッドを決め、レース3はレース1のトップ10のリバースグリッドとなる。

予選

 予選のベストはマーカスがポールからわずか0.151の僅差での2番手。一方のポイントリーダーのユーリは9番手とやや水を開けられた。尚、予選タイム5番手の#28 シュラム・キムルイス(US Racing)がグリッドの降格ペナルティを受けた為、ユーリは8番グリッドからのスタートとなった。
 
 セカンドベストでも0.222と言う僅差でポールを逃したマーカスだが、勝機は十分にある。一方のユーリはこちらでも9番手とやや冴えないが、レースでポイントをさらに伸ばすには十分なポジションだ。

マーカス・アームストロング
マーカス・アームストロング

レース1

 フロントロウ、2番グリッドからスタートのマーカスは、ジャストスタートを決めT1に入る前にトップに躍り出た。が、しかしT1手前のメインストレート上で大きなクラッシュが発生し、そのまま赤旗中断。マーカスのスーパーショットも水泡に帰してしまった。
 
 レースはセーフティカーの先導で再開。クラッシュしたドライバーの救出に時間が掛かった為、残り10分でのレースとなりグリッドは予選順位のままとなった。
 
 再スタートからポールの#18 ジュリアン・ハンセス(US Racing)が逃げに入り、マーカスがそれを追うのだが徐々に離され、むしろ後ろから迫る#13 ファビオ・シュラー(US Racing)の防御に手一杯の状態となってしまった。
 
 このコースはラグナセカのコークスクリューの様なS字、ブランズハッチの様なダウンヒル、そしてブラジルのインテルラゴスの最終コーナーの様な登りの最終コーナーに加え、ファイブワイドも可能な位のコース幅、ハイスピードとアップダウンの激しいトリッキーなコースレイアウトでどこでもオーバーテイクポイントとなりうるコースレイアウト。
 
 それゆえにまったく気の抜けないコースではあるが、マーカスは最後の最後、登り最終の手前の最後のブレーキングポイントでシュラーに刺されてしまい3位へとダウン。表彰台に乗ったものの、やや精彩を欠くレースとなってしまった。
 
 一方のポイントリーダー、ユーリは8番手とやや後方からのスタートだったがターン1でまず1台をオーバーテイク。周辺には強豪のVARとADAC-ベルリン-ブランデンブルグと言うエントリー名になっているが、このチームも実際はミュッケが運営する強豪チーム。
 
 これらの厚い壁を掻き分けて前を急ぐユーリは、目の前でバトルをしていたVARとADAC-ベルリンが互いに気を取られていたのか軽く接触。
 
 両車がタッチしたその瞬間を突いて最終コーナーで並び、そのまま2台纏めてオーバーテイク。ポジションを5位に上げそのままゴール。予選のあまり良くないポジションを決勝でキッチリとリカバーした。


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