このふたつのフォーマットにより、与えられるポイントシステムも異なり、イベントが33台未満となった”フォーマットA”形式の場合、こちらもTCRインターナショナル・シリーズと同様のポイントが与えられ、予選最上位から上位5名にも同様の予選ポイントが加算される。
そして決勝は、FIAの標準的な制度にならって優勝の25ポイントから18、15、12、10、8、6、4、2、そして1と、トップ10入賞者にポイントが贈られる。
そして32台以上での開催となる”フォーマットB”形式の場合、予選レースから優勝25ポイントが加算され、トップ10入賞者にポイントが入ると同時に決勝レースへの出場が確約される。
この予選レースでカットラインから脱落したエントラントにも”リピートレース”への出走機会が与えられ、この20分+1ラップのヒートでトップ6に入ったドライバーは、決勝の最後尾6グリッドからのスタートが認められる。
この決勝レースのポールポジションは、2回開催される予選レースの内で最短レース時間を記録したドライバーのものとなり、予選レースでのファステストラップも考慮され、もう一方の予選レース勝者がフロントロウ2番グリッドに並ぶ形となる。
このTCRヨーロピアン・トロフィーの勝者には、自身がドライブしたマシンのロードカー・バージョンが賞品として贈られることにもなっているが、こちらの詳細は追って発表される見通しだ。
