2018年はVASCにとっても過渡期となり、これまで慣れ親しんだ5リッターV8自然吸気のOHVエンジンだけでなく、V型6気筒や直列4気筒の過給ダウンサイジングターボを受け入れるほか、共通パイプフレームのシャシーに架装するボディシェルも、4ドアサルーンのみでなく、2ドア、5ドアが認められるGen2(Next-Gen)規定へと移行する。

 それに備え、GMホールデンのファクトリー指定チームであるトリプルエイト・レースエンジニアリングは、北米でキャデラック・レーシングが使用していた3.6リッターのV6直噴ターボをVASC向けに仕立て直し“ワイルドカード”として数戦に投入する計画を立てており、マシンもオールブランニューとなる5ドアの『ホールデン・コモドアZB』にスイッチする予定となっている。

「このカテゴリーは本当にクールなんだ。僕は世界のどこにいても、すべてのレースを見るようにしている。ライブで見れないときはソーシャルメディアを遮断して、遅れてストリーミングを“ライブ視聴”するんだ。何が起こったかを知ることがないようにしてね(笑)」

 2017年はドライバーズランキングで4位、マット・キャンベルと組んだエンデューロ・カップでも4位に終わったSVGは、新たにル・マン王者とのペアでタイトル奪還と耐久カップのタイトル獲得も狙うシーズンとなる。

「マティー(・キャンベル)はとてもいい仕事をしていたので、彼と変わってシェーンと組むのはとても大きな挑戦だ。エンデューロ・カップを迎えるシーズン後半まで、彼とチームは間違いなく、例年どおりタイトル争いに絡んでくるだろう。シェーンとチームから学ぶことは山ほどあるし、僕の成長曲線も大きなものになる。マシンのコクピットに座って、仕事を始めるのが待ちきれない気分だね!」

2017年は開幕3連勝を含む年間5勝を挙げるも、シリーズ4位に留まったSVG
2018年はIMSA参戦やWECのル・マン24時間、ニュル24時間に加え、VASCにも参戦と、多忙なスケジュールとなったアール・バンバー

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