これまでヨーロッパのF3で多くの実績を残してきたスリーボンド・ウィズ・Tスポーツが、昨年までフォーミュラ・ルノー2.0で活躍してきた笹原右京を起用し、今シーズンのF3ヨーロピアン選手権第7戦スパ、第9戦イモラにスポット参戦することになった。

 笹原は日本でレーシングカーとのキャリアを積み、2009年にはロータックス・マックス・グランドファイナルで優勝を飾るなど、カート界で多くの実績を残してきた。2013年には四輪にステップアップし、フォーミュラ・ルノー2.0アルプスに参戦。日本からはなかなか資金的な援助が得られない状況だったが、独力で結果を残し、2015年は強豪ARTグランプリ・ジュニアから激戦のユーロカップにも参戦。優勝も飾っていた。

 そんな笹原は今季、鈴鹿サーキットで行われるSRS-Fを受講していたが、ふたたびヨーロッパの舞台で戦うチャンスがやってきた。日本のスリーボンド・東名エンジンを積むスリーボンド・ウィズ・Tスポーツからスパ、イモラに参戦することになったのだ。

 チームは今季、インド人ドライバーのアルジュン・マイニを起用しシーズンを戦っていたが、マイニはGP3に移り、チームはノリスリンク、ザントフールトとスキップしていた。

「右京は彼が2014年、我々のチームでテストをしたときから“レーダー”の中にいたんだよ」と語るのは、チーム代表のラッセル・エアコット。

「彼は起用するにふさわしいドライバーだ。そして、今回のスポット参戦が2017年のフルシーズン参戦に繋がるように願っているよ」

 エアコットの話に出た2014年のテストでは、「すごく楽しいクルマでした」とF3の感想を語っていた笹原。F3ヨーロピアン選手権は一筋縄ではいかない激戦区だが、笹原らしい印象をぜひ残して欲しいところだ。

シーズン序盤アルジュン・マイニを起用していたスリーボンド・ウィズ・Tスポーツ
シーズン序盤アルジュン・マイニを起用していたスリーボンド・ウィズ・Tスポーツ

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