「今季はテクニカルレギュレーションが変更となったこともあり、メルセデス陣営にとってもいい条件になったのではないかと考えているし、十分に上位を独占できるようなマシンとドライバーラインアップだと思う」とコメントをした。
また、HWAチーム代表のウルリッヒ・フリッツは「アウディ、BMWも含め、3メーカーともに今季用のレギュレーションに向けて開発に勤しみ、それをやっと実車でテストをできたのが3月1〜3日のバレルンガだ。この最初の一歩として新しいマシンとパーツがどれだけ反応するのか、ポテンシャルを発揮するのかというところをチェックする目的だった」と語った。
「初日はゲイリー・パフェットが100ラップ以上を走り込み、テストでは好感触を得たと思うが、現実的にみると今の段階でマシンのコンディションを判断をするのはまだ早過ぎると思う。バレンルガでは雪や雨、強風という、ほとんどドライコンディションがない悪天候でのテストだったので、思ったようなデータ取りができなかったこともあり、4月9〜12日に行われるホッケンハイムで行われる最終テストが非常に重要となる」
「今季のDTMマシンはさらに共通化されたパーツが増えた。そのなかでも特にエアロパーツやデザインの部分が統一化され、3メーカーがそれぞれ競って開発した外観的な個性という部分はほぼなくなった。したがって、昨年よりもさらに全ドライバーにとって条件が統一化された」
「そのなかでよりマシンを理解し、ドライバーの体の一部となるようなセットアップを決め、ファンにバトルを魅せられるよう、残り少ない開幕までの時間で努力をしたい。もちろん、DTM最後の年となる今季の目標はタイトル獲得をして、笑顔でDTMの活動を終えられることを願っている」

