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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.27 07:30
更新日: 2018.07.26 17:42

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 第20戦ロードン レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 第20戦ロードン レースレポート

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第20戦ロードン

“ビッグ3”のカイル・ブッシュが2位、マーティン・トゥルーエクス・Jr.が4位フィニッシュ

 ロードンの1マイルオーバルで行われたカップ・シリーズ戦では、今季“ビッグ3”として前半戦を席巻したカイル・ブッシュが2位、マーティン・トゥルーエクス・Jr.が4位フィニッシュ。エクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが前戦に続く2週連続勝利でレギュラー勢トップの今季3勝目を挙げました。トラック・シリーズは唯一のダート戦。トヨタ・タンドラは3台がトップ10フィニッシュを果たしました。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第20戦 Foxwoods Resort Casino 301
開催日:7月22日

“ビッグ3”のカイル・ブッシュが2位、
マーティン・トゥルーエクス・Jr.が4位フィニッシュ

 7月22日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第20戦『Foxwoods Resort Casino 301』が開催されました。
 
“マジック・マイル”の愛称を持つ、浅いバンク角が特徴の1マイルオーバルでは、プレーオフの1戦を含め年間2戦カップ・シリーズが開催されており、トヨタは過去9勝。昨年夏の大会ではデニー・ハムリン、秋の大会ではカイル・ブッシュが勝利。ハムリン、カイル・ブッシュともにトヨタ移籍以前を含めるとそれぞれ通算3勝を挙げているコースで、今大会も活躍に期待がかかりました。

 22日(日)は午後1時過ぎに決勝レースのスタートが予定されていましたが、降雨のために延期となり、3時間ほど遅れた午後4時24分、1.058マイルオーバルを75周、75周、151周の3ステージ合計301周(318.5マイル:約510km)して競われる決勝レースのスタートが切られました。
 
 トヨタ勢は前戦ケンタッキーで完勝し今季4勝目を挙げたマーティン・トゥルーエクス・Jr.が最前列2番手スタート。カイル・ブッシュが3番手、ハムリンが4番手と2列目に並び、エリック・ジョーンズとダニエル・スアレツも7番手、9番手とトップ10圏内からスタートを切りました。

苦しみながらも首位を争い、2位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ
苦しみながらも首位を争い、2位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ

 しかし、トゥルーエクス・Jr.以外のトヨタ勢はハンドリングに苦しみ、中盤のピット戦略の違いによりポジションを落とした後、中団グループでの戦いとなりました。
 
 ステージ1は48周目に首位に立ったマーティン・トゥルーエクス・Jr.が制し、今季6度目のステージウィン。カイル・ブッシュが苦しみながらもポジションを上げ6位でステージを終えました。

 ステージ2はトゥルーエクス・Jr.が首位を逃げ、カイル・ブッシュは5位争いを展開。ステージ終盤に惜しくもトゥルーエクス・Jr.はライバルにかわされ、3位。カイル・ブッシュはステージ2も6位となりました。

 ステージ3は、スタート前にカイル・ブッシュが大幅なセッティング変更を行ったためタイムロス。11位へと順位を落としての再スタートとなりましたが、このセッティング変更が効を奏し、カイル・ブッシュは168周目にはトップ5へ浮上。

 その後カイル・ブッシュはさらに順位を上げ、トゥルーエクス・Jr.、そしてケヴィン・ハーヴィック(フォード)の、今季ここまで3人で14勝を挙げている“ビッグ3”による首位争いを繰り広げました。

 カイル・ブッシュは246周目に出されたイエローコーション時にピットの好作業に助けられ首位に浮上。残り39周での再スタートでも好ダッシュを決めて、首位で終盤戦へ。

 じりじりと差を詰めてきたハーヴィックとの一騎打ちでの首位争いは、接触するほどの激しいバトルとなりましたが、カイル・ブッシュは惜しくも先行を許し、2位でチェッカー。トゥルーエクス・Jr.も終盤タイヤの摩耗に苦しみ4位フィニッシュとなりました。

 次戦第21戦は7月29日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われます。

ドライバー カイル・ブッシュ

「今週はずっと苦しみました。練習走行の時から努力を続けてきましたが、決勝レースを迎えても、なかなか状況は改善しませんでした。しかし、クルーチーフの素晴らしい判断とピットクルーの完璧な作業に助けられました」

「ポジションアップは主にピットでのもので、最後は勝てそうな位置まで上がることができました。最後の再スタートでは首位に立ち、後方をやや引き離すことはできましたが、この週末、ロングランでは我々は最速ではありませんでした。ライバル勢は本当に速かったです」


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