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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.27 07:30
更新日: 2018.07.26 17:42

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 第20戦ロードン レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 第20戦ロードン レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第13戦 Eldora Dirt Derby
開催日:7月18日

ダート戦で3台のトヨタ・タンドラがトップ10フィニッシュ

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦「Eldora Dirt Derby」が7月18日(水)に米国北部オハイオ州ロスバーグのダートオーバル、エルドラ・スピードウェイで開催されました。
 
“エルドラ・ダート・ダービー”はNASCARトップ3カテゴリーでは唯一のダート路面でのレースとして、2013年から行われています。グリップの低い路面で絶対速度こそ遅いものの、NASCAR車両が様々なライン取りで抜きつ抜かれつの大迫力のレースを繰り広げることで、夏の人気イベントとして定着しました。

NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦Eldora Dirt Derby
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦Eldora Dirt Derby

 このレースには、全米各地で行われ人気のダートオーバルシリーズからドライバーが数多くスポット参戦します。トヨタ勢でも昨年のミジェットシリーズチャンピオンである21歳のローガン・シーヴェイらがトラック・シリーズデビューを果たすこととなりました。

 エルドラでのダート戦は通常のレースとは異なるフォーマットで進められます。1台ずつ2周アタックの予選の結果で、5グループに分かれてそれぞれ10周の予選レースを戦い、各レースの上位5台が決勝進出。残ったドライバーはラストチャンスレースに臨み、トップ2が決勝へ。残るグリッドはオーナーポイントで決定されます。

 トヨタ勢では予選レース2で18歳のトッド・ギリランドが勝利。シーヴェイが2位、ブレット・モフィットが3位で決勝へ進出。しかし、レギュラードライバーでランキング2位につけるノア・グラッグソンはレース3で6位に終わり、ラストチャンスレースへ。このレースで2位に入り、27番手スタートとなりました。

 午後9時25分、夜空を花火が彩る前で、4列でのパレードラップを経て、0.5マイルダートオーバルを40周、50周、60周の3ステージ合計150周(75マイル:約120km)して競われる決勝レースがスタート。コーナー進入時にはドリフトしながらの3ワイド、時には4,5ワイドにもなって激しく順位を入れ替えるバトルが繰り広げられました。

 ステージ1は、7番手スタートのシーヴェイが最後までサイド・バイ・サイドでの首位争いを繰り広げましたが惜しくも2位となりました。ステージ2もシーヴェイがトヨタ勢をリードし3位。ギリランドが6位。
 
 シーヴェイはステージ3でも首位を独走し、デビュー戦での勝利なるかと思われましたが、残り20周を切ったあたりからスピンなどによるイエローコーションが連発。最後はレース延長による2周決戦“オーバータイム”に。
 
 トヨタ勢はこの度重なるイエローコーションでややポジションを落とし、モフィットが5位、グラッグソンが6位、シーヴェイが8位でチェッカー。3台がトップ10フィニッシュでレースを終えることとなりました。

 次戦第14戦は7月28日(土)にポコノ・レースウェイで開催されます。

6位フィニッシュを果たしたノア・グラッグソン
6位フィニッシュを果たしたノア・グラッグソン

ドライバー ブレット・モフィット

「今夜はここエルドラでとても楽しむことができました。我々のトヨタ・タンドラはとても好調でした。このレースウイーク、貴重な経験をして学び、それを今夜のレースに活かせました」

「このコースではポジションがとても重要でした。レースがもう数周あれば良かったのですが。しかし、素晴らしいドライバー達と、ダートでの最高に楽しいレースを戦うことができました」


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