なんとかラップダウンは免れるタイミングでルイスをトラック上へと送り返したBHAだが、これで選手権ライバルのエバースレーははるか彼方となる、最後尾ポジションにまで脱落してしまうことに。

 同じくBHAのチームメイトであるウィルキンスも同様の苦境に立たされ、最初のSC明けリスタートでRTRのフィリピにかわされポジションを落とすと、レース時間残り9分のところでヒュンダイi30 N TCRが根を上げコースサイドにストップ。最終的に5週遅れの17位というリザルトに終わってしまう。

 そして一縷の望みに賭けて最後尾から追い上げたルイスも、18周で5位まで挽回するのが精一杯。結果的にRTRのエバースレー、フィリピがワン・ツー・フィニッシュを飾り、週末連勝のエバースレーがタイトルを獲得する、あっけない幕切れとなった。

「僕の今週の目標はポールポジションを獲得して、最大限のポイントを獲得することだった。両レースで2位でも、チャンピオンシップでルイスを上回れる計算だったからね。だから土曜にポールを奪って、レース1でホールショットを決めたときは『イケる』と感じたよ」と、今季4勝目、5勝目を飾って文句なしのチャンピオンとなったエバースレー。

「これだけは言わなくてはならないが、レース2でBHAの2台ともに技術的な問題が発生したのは本当に残念だった。タイトルを争うドライバーがこんな方法で決着をつけたいとは誰も思わないからね」

「今季、僕らは最多の表彰台を獲得したチームとなり、それこそがホンダの信頼性と一貫性を証明している。僕らRTRは古くからJASモータースポーツとも関係を持ち、彼らが今回のTCRマシンを製作したときも、それはすぐに成功を収め、一貫したプログラムになると分かっていたよ!」

 まさかの展開となり、最後の最後でドライバーズタイトルを逃したBHA勢だが、唯一の慰めとして、土曜のレース1結果によりチームとマニュファクチャラーズの両タイトルを手にしている。

R2のオープニングラップではまさかの事態が発生。シリーズのライバルが姿を消すことに
最終戦でRTRの2台目をドライブしたメイソン・フィリピも、両ヒートで見事な働きを演じた
「できればサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズで勝負を決したかった」とエバースレー

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